竹ヶ沢公園で、ほたる観賞の夕べをはじめて開催したのは、もう30年以上前になります。
私も小さい頃から親しんで来た竹ヶ沢公園の美しい池を、大川村地主木村家の協力により、町の助成を受け再現され、ほたるの名所にできたのは、嬉しく誇りに思います。
また、この池は「静岡県のみずべ100選」になっております。
でも、ホタルの飼育は結構手間隙のかかることで、今ではほたる育成会員数名が週の持ち回りで、毎日の水遣りや養殖に勤しんでいます。なにしろ毎年6月の観賞会の為に、1年を通じて水と餌を管理するのですからね。
ホタルは幼虫時代の水中生活9か月間に 『かわにな』 をモリモリ食べるんです。
(※「かわにな」とは淡水に棲む細長い巻貝)逆に成虫になると何も食べないってご存知でしたか?
毎年3月に地元小学生と一緒に約5,000匹以上のホタルの幼虫を放流しています。もちろん自然発生するものも居ますから、相当な数になると思います。
そして、竹ヶ沢公園のほたる観賞の特徴は、何と言っても池の水面にもホタルの光が映り込むことです。我ながら、
実に美しい光景に目を奪われます。
ところで、観賞の際の注意ですが、お車で来られる方は、駐車場整理のスタッフの指示を聞いてくださいね。
また、ほたるを撮影しようとして、懐中電灯で照らしたり、カメラのフラッシュを使用する方がお見えになりますが、
光をあてると逆にうまく撮影できませんし、他のお客様もまぶしいですからやめてくださいね。 そして是非、ほたる観賞の夕べを楽しんでください。誰もが昔に還って自然と親しむことができますから。 |